蓮の葉っぱをご存じですか?
トトロの傘です(写真は載せられません)。
すっごく水を弾きます。もうバチバチです⚡。
蓮に限らずキャベツやブロッコリー、ネギも水を弾く葉を持ちます。
今回は蓮の葉に近い里芋の葉でご紹介します。
そんな葉に殺虫剤や殺菌剤を使っても弾かれて地面に落ちてしまいます😨。なんとmottainaiことでしょう!
そもそもなぜ水を弾くのか?弾かれた水が葉の表面の汚れとともに落ちていきます。汚れは光☀️を遮るので光合成を阻害します。
この性質が農薬散布では邪魔になります。薬の成分がかけたそばから水滴とともに流れ落ちてしまうんですね!
そこで登場するのが展着剤!
なんと!水を弾く葉でも液をべっとりくっつけて残してくれるんです!👏
これで殺虫剤や殺菌剤の成分が葉の表面に残り効果を最大限に発揮してくれます💡
展着剤の主成分は界面活性剤(石鹸の成分)です。
展着剤の効果も様々です。水で希釈するときに泡立ちしにくくしてくれるもの、上で紹介したように水を弾く葉の表面でもきれいに広がってくれるもの、浸透移行性(葉の表面から植物の中に成分が入って全体に行き渡る性質)を補助してくれるもの、除草剤の効果を高めてくれるもの。たくさんあります。
目的に合った展着剤を使うことで効率的な薬散ができます。
散布の回数を減らすことにもつながるため、お財布にもエコになりますね!🧐