世界の大問題、穂発芽!
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6月下旬は関東では小麦の収穫と田植えが盛んな時期です。

今回は壮大なタイトルです。食糧問題に切り込みます🔪。

大げさと思う方もいらっしゃるかもしれません。

まずは言葉の解説です。「穂発芽」漢字で何となく想像がつきますでしょうか。

言葉よりも写真を見たほうが早いですね📷!

穂にコメが付いている状態で発芽しています。

種が穂についた状態で発芽しています
何が大問題なのでしょうか?種子は発芽するために、デンプンを分解してエネルギーを取り出します。そのため種子の中ではデンプンを分解するα-アミラーゼ(酵素、私たちの唾液にも含まれます)が多く作られるようになります。そんな酵素が多く含まれた種子を製粉してうどんを打ったらどうなるでしょうか??粘土が低くなり(低アミロ化)・・・ぶつぶつぶつ御託を並べてみましたが、シンプルに言えばうどんを茹でていたら崩れてしまった!なんてことになってしまいます😵。

 

世界で10%ほどの小麦が被害に遭ってしまうのが現状です😢

収穫前に発芽するなんてせっかちさん🏃!!
なぜせっかちになってしまったのか?小麦は秋に発芽します。気温が低くなってから発芽するのです。発芽に必要な要素の基本は、水分💧・温度🌡・🌞ですね。たまにGW明けでも寒い日☃があったりしますね。光は植物体のてっぺんなのでバッチリ!あとは雨が降れば、、、勘違いしてしまうのも無理はないですね😅

Q:植物に勘違いさせないためにはどうすればいいんですか!?

A:種子を眠らせます!

??何を言ってるんでしょうか??

種子は種子として完熟してくる(登熟)とすぐに発芽しないように発芽に適した環境であっても発芽しない性質(休眠)を獲得します。小麦で例えると6月に発芽しても暑さに弱いので夏に枯れてしまいます。種子という小さくて強い殻に閉じこもり、夏を乗り越えて生育に適した秋にきちんと発芽するためのメカニズムです。

つまり!深く眠る性質を持つ🛏小麦を選抜すればいいのですね!

世界の植物の専門家たちが休眠メカニズムの解明や、眠りの深い小麦の選抜を日々進めています!世界で食料が危ないと言われて久しいですが、植物の眠りが世界を救うかもしれませんね!

植物の眠りを深める前に、ご自身の眠りを深くしてみませんか?

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